回復期リハビリテーション科の紹介

回復期リハビリテーション科の紹介

理学療法士20名、作業療法士15名、言語聴覚士6名、総勢41名の療法士が配属されています。

学会・研修会への参加、院内研修の取り組み

日本リハビリテーション医学会学術集会を中心に積極的に参加しています。2023年度は6題の演題発表も行ないました。外部の研修会等への参加に加え、院内でも勉強会を実施し、日々リハビリテーションの質を高める取り組みを行なっています。

理学療法

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動療法、物理療法などを行なう治療です。当院では特に基本動作や歩行の改善に向け、関節可動域練習、筋力増強訓練、歩行練習などを中心に行なっています。

当院では歩行訓練支援ロボットである「ウェルウォークWW-1000」を導入しており、主に脳卒中後の歩行練習に使用しています。また、電気刺激装置としてNESS L300も導入しております。

作業療法

作業療法とは健康と幸福を促進するために、作業に焦点を当てた治療・指導・援助であり、作業とは対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指します。当院では主に脳卒中後の上肢麻痺への治療、生活動作・家事動作の練習を中心に行なっています。

当院はWILMO、IVES、DRIVEなど電気刺激装置を多く取り揃えており、主に上肢麻痺の治療に使用しています。

言語聴覚療法

言語聴覚療法とは、コミュニケーションや食べることに障害を持つ方々の言語や聴覚、摂食・嚥下機能の獲得・回復・維持などを通して、生活の質を高める支援を行なうリハビリテーションの一領域です。当院では主にコミュニケーション障害(失語症・構音障害など)や嚥下障害、高次脳機能障害に対する訓練・指導を行なっています。

当院では嚥下造影検査(VF検査)を実施しています。また治療機器として、パスリーダー・ジェントルスティムやフィジオアクティブを導入しており、主に嚥下障害の治療に使用しています。

先端治療機器

当院では磁気刺激装置パスリーダーを導入しております。パスリーダーは渦電流により筋肉の神経線維を刺激する方法で、麻痺や筋力低下でご自分では動かしにくい部位の運動を促すことができます。麻痺のある上肢・下肢の筋肉や、嚥下に関わる筋肉に対して使用し、運動機能・嚥下機能の改善を図っています。

家庭訪問について

自宅退院を想定している患者様のご自宅に療法士が訪問し、ご自宅で患者様の動作確認や指導を行ったり、環境調整についてもご相談させていただきます。実際に生活する場で直接ご相談させていただくことで、より具体的なイメージを共有し、より円滑に退院に向けた支援を行えることを目的としています。

余暇活動の紹介

季節に応じたイベント(夏祭りや餅つき大会など)を開催しております。入院という環境においても少しでも楽しめる時間や季節を感じられるイベントが提供できるよう、毎年スタッフが企画・運営しております。またこのようなイベントのみならず、日々、集団体操やクイズの時間なども設定しており、リハビリ時間以外にもこころ・からだを動かす機会を提供しています。

地域連携課について

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