ウェルウォーク
脳卒中などにより下肢麻痺等を呈した患者様を対象としたリハビリテーション支援ロボットです。患者様の能力に合わせた練習難易度の調整機能や、患者様自身に状態をフィードバックする機能を備えてます。麻痺が重度である等の理由で療法士による歩行練習が困難な状態であっても、免荷ハーネス等を使用することで早期から歩行練習を開始でき、患者様の歩行再開に向けたリハビリテーションを支援します。
L300
L300は、医療機器承認の歩行神経筋電気刺激装置です。脳卒中後の運動麻痺などにより、歩行中に足関節を反らすことができず歩行が困難となる患者様に対して、麻痺した筋に電気刺激を行い筋肉を収縮させることでスムーズな歩行練習を実現するリハビリテーション支援機器です。
WILMO
脳卒中後の上肢運動障害には、療法士による運動に加え、道具等を使用したリハビリテーションが重要となります。しかし運動麻痺などにより、上肢の筋肉が麻痺した状態では道具の操作が困難となります。WILMOは患者様が筋肉を動かそうとした意図を電気信号として拾い、電気刺激を加え、患者様が可能な運動範囲を更に拡大させ、様々な課題の実施を実現する治療機器となります。
IVES
脳卒中等により上肢や下肢に運動麻痺を呈した患者様の治療に使用する低周波治療機器になります。麻痺した筋肉に対して電気刺激を行うことで筋肉を収縮させ筋の萎縮を予防したり、運動する感覚の回復を図ります。また患者様の運動に合わせて電気刺激を加えることもでき、患者様のみの力では不十分となる動きをサポートすることでより効果の高いリハビリテーションの実施が期待できます。
DRIVE
脳卒中等により運動麻痺、特に上肢の運動麻痺を呈した患者様の治療に使用します。上記のWILMOやIVESは刺激する筋肉の対象は一つの筋肉に限られておりましたが、DRIVEは2つの筋肉に同時に、また選択的に刺激を行うことができる機器になります。患者様の動きに合わせて療法士がスイッチを操作することで、ターゲットとなる筋肉に刺激を行い、患者様の意図した動作を実現させることで、リハビリテーションの治療効果を高めることが期待できます。
フィジオアクティブ
ハイボルテージ電気刺激治療器(低周波治療機器)です。当院では主に脳卒中後の運動麻痺により生じた嚥下障害のリハビリテーションに使用しています。筋の萎縮予防や肥大を目的として、嚥下に関連する筋肉に対して刺激を行います。電極が比較的小さいため細やかに電気刺激を与える筋肉を調整でき、よりターゲットを絞った集中的な治療による効果が期待できます。また顔面神経麻痺に対するリハビリテーションにも適用しています。
ジェントルスティム
脳卒中後の嚥下障害のリハビリテーションに使用する低周波治療器です。上記のフィジオアクティブとは異なり、感覚神経に対して刺激を行うことで、感覚障害による不顕性誤嚥(気道に食物等が侵入しているにも関わらず、ムセが生じず誤嚥してしまう症状)の改善を図ります。ジェントルスティムで採用している干渉波の周波帯域の電流では、皮膚抵抗が小さくなり体表皮膚面での不快なピリピリ感が軽減できます。
パスリーダー
末梢神経に磁気刺激を与え、筋の収縮を誘発する医療機器です。筋の収縮による筋萎縮の予防や筋肥大、運動範囲の拡大が期待できます。電気刺激と比べて痛みや不快感を感じにくい状態で深部の神経線維にアプローチすることができます。当院では主に脳卒中後の運動麻痺や嚥下障害のリハビリテーションに対して使用しています。電気刺激装置とは異なり、電極の貼付が不要であり、比較的簡便に使用できることも特徴です。
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